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MRからの紹介?

誰かの紹介を信じる危険性

私のようにMRに開業の相談をすることは、無謀だ。後輩たちも、MRの仕事が何であるかはよく知っているはずだ。当たり前のことだが、開業のプロでない人間に、開業相談をすることにはかなりの無理がある。しかし、日々外界と接する時間のない我々は、どうしても身近な第三者に相談したくなるのものだ。事実、私がそうであったように。

MRを信用するな、ということでは決してない。彼等なりに、医療業界の責任のある立場として、我々に接してくれていることは確かなことだ。でも、それはあくまで、MRとしての立場で、だ。それ以上を彼等に期待することは、間違いだ。

私に開業支援コンサルタントを紹介したMRの例

私はMRから開業支援のコンサルタントを紹介され、そのコンサルタントに着手金の50万円を支払ったものの、納得のいくコンサルタントを受けることができなかった。しかし、考えてみて欲しい、MRはこの紹介で何のメリットを得られるのだろうか。何も無い。むしろ、うまくいかなければ私から恨まれるだけのことである。では、MRはなぜそのコンサルタントを私に紹介したのか?簡単な結論だ。過去にそのコンサルタントを紹介して成功した経験があるからだ。

  • 私:「なんで、そのコンサルタントを私に紹介したの?」
  • MR:「実は、先生と同じように紹介したことがあって、その時は、とても上手くいったんです」
  • 私:「うまくいった、とは、どういうこと?」
  • MR:「紹介して間もなく、物件が決まったので・・・」

要するに、たまたま物件が当たったのである。
私を含め、開業する誰もが失敗する“良い物件を探して欲しい”から始まる開業へのアクション、これこそが、間違いの始まりなのだ。物件との出会いは、”縁”でしかない。“縁”あってそこで開業した、という言葉がピッタリなのが、“物件”なのである。さらに言えば“良い物件に縁があったから”開業できた、とか、成功した、とかは大きな間違いだ。それほど世の中は甘くない。そもそも“物件”だけを探すのであれば、“コンサルタント”に頼む必要はないし、“MR”に頼む必要もない。

結論、
「紹介に過度な期待をするべきではない」

紹介してくれた人物との良好な関係を壊したくないのなら尚更だ。我々が臨床の場で、患者に専門的な科目の医師を紹介後、問題が起きてその患者から恨まれることを受け入れることができようか?我々は、無責任にその専門医を紹介した訳ではなく、その専門医の成功を知っていたからこそ、その専門医を紹介したのだ。そのMRと同じように。

 
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